自己紹介

書く仕事をしています。

こう言うと「すごいですね」「昔からそういうお仕事していたんですか?」とよく言っていただきますが、実際はそうではありません。

看護師をしていた時期もあるし、保健室の先生をしていた時期もあるし、もう働くのしんどいな、と思っていた時期もあります。
まっすぐ来たというより、そのときどきで必死に選んできたら、今ここにいた、という感じです。

大学では看護を学びました。
子どものころから、障害のある友人と過ごす時間が好きで、障害児看護に関わりたいと思っていたためです。

でも、いざ現場に出ると、思っていたよりずっときつかった
3交代勤務を続けるうちに眠れなくなって、続けることが大事なのか、自分の心身の健康を守ることが大事なのか、少しずつわからなくなっていきました。
このままじゃまずいな、と頭ではわかっていても、判断力がだんだん鈍っていくのです。

最後は色々な不調が出て辞めることになりました。

そのあと縁があって、養護教諭として働くようになりました。
保健室で、学生の話を聞いたり、保健だよりを作ったりする日々は、とても楽しかったです。

私はたぶん、目の前の誰かの話をていねいに聞いて、その人に合う形で返すほうが向いていたんだと思います。
ぐいぐい引っぱるタイプではないけれど、うまく言えないことを静かにゆっくりと、一緒に整理するのは好きでした。

妊娠、出産を経て、仕事を続けることが難しくなり、いったん外に出て働くことを手放しました。
そこに夫の休職も重なり「これからどうしよう」と、かなり現実的に考える時期がありました。

いろいろと模索しましたが「私が家にいて、家族を守る」そう思って探した先にあったのが、ライティングでした。

最初からうまくいったわけではありません。
クラウドワークスで書いた記事は、2回で契約終了になりました。
今思うと、なかなかしょっぱいスタートです。
でも、完全初心者だった私を拾ってくれて、丁寧にご指導くださった担当者には、本当に感謝しています。

その後、ライティングの案件探しは難航しましたが、それでも、書くことだけはやめたくありませんでした。
Kindle本を読んだり、ブログを書いたり、保健だよりを配信してみたり。
医療ライティング・SEOライティングを中心に、こつこつと続けてきました。

そうしているうちに、出会ったのが「取材ライティング」の仕事です。

歯科医院や内科クリニック、街のカフェや農家直営のレストラン、水族館など、さまざまなジャンルの取材をさせていただき、執筆してきました。

そうしたなかで感じたことは「経営者ってすごい」ということです。
月並みですが、本当にそうなのです。

どの方も、生き生きと自分の事業やお店について語る、語る、そして語る
その方の人生の一部を垣間見ることのできるインタビュー時間は、私にとって最高に幸せな時間です。

自分で事業をしている方は、たくさん悩み、責任感や重圧に耐え、心細さや経済的な不安、家族への負担など非常に多くのものと戦っています。
そんななかでも実現したかったプラン、その結晶がクリニックであり、カフェであり、料理教室です。
そのとてつもなく強い思いのエッセンスを聞かせていただいていることに、毎回本当に感謝しています。

そして嘘ではなく本当に、その方のクリニックに通いたい!家族や友人とまた来よう!このお店がもっと近かったら通っていたのに!とその経営者とお店のファンになっています。
ありがたいことに、私がこれまで取材で出会ってきたのは、そんな素敵な方々なのです。

しかし、素晴らしい方々を取材し、HPの文章や取材記事を納品していくなかでよく思うことがありました。
「これ、実際に話を聞くまで知らなかったな」と。

私は取材前は数時間をかけて、その方やお店などについて、得られる情報を集め、すべてに目を通します。
そのうえで質問を考えたり、写真を撮影したりするのです。

そうした入念な準備のなかでも、知りえなかった情報が取材当日に出てくることはほぼ100%。
もちろん、HPやSNSですべての想いを伝えることは不可能に近いのはわかっています。

ただ、プロのライターの視点で見ると「もっとここを強調したほうがいいな」「ここは差別化するために入れておこう」と思うことが多いのです。

そんな経験のなかで作ったのが白ヤギLaboの「プロフィール作成」や「講座紹介」のサービスです。

自分のことって、自分で書こうとすると意外と難しい
経歴を書けばいいのか。
想いを書けばいいのか。
ちゃんとして見えるように整えたつもりが、読み返すとなんだかよそゆきで、自分じゃない感じがしたりもします。
独りよがりの自分語りになっていたりもします。
自分の魅力は、当たり前すぎて見えていないこともあります。

私は、そういう“まだうまく言葉になっていないもの”を一緒に整理します。
話を聞きながら、その人の中にあるものを少しずつ拾っていく。


「それです、それが言いたかったんです」
「宮川さんに話しているうちに、だんだん整理されてきました」

こう言っていただけることが、この上ない喜びです。

看護師や養護教諭として働いてきた経験があるからこそ、相手の話を聞くこと、専門的な内容をわかりやすく伝えること、言葉の奥にある気持ちを考えることは、ずっと大事にしてきました。

うまいことを言いたいわけじゃないんです。
きれいにまとめたいわけでもない。
その人らしさがちゃんと残っていて、読む人にちゃんと伝わる文章を書きます。

「なんとなくこういう感じ」
「うまく言えないけど、大事なのはここ」
そんな輪郭のあいまいなものを、一緒に言葉にしていけたらうれしいです。

プロフィール文、取材記事、サービス紹介文など、
自分ではうまく書けないけれど、ちゃんと伝わる形に整えたい。
そんなときに、声をかけてもらえたらと思います。

ライター・宮川しおり